はじめに
シェアライフ富山は2009年の春に、代表の姫野が2年間のオーストラリアでの生活から富山にUターンし、不動産屋に勤務しながら同年自ら立ち上げた1棟目のシェアハウス(富山市大泉町)がはじまりでした。
当初一人暮らしを始めようと部屋を探しましたが、自身の海外生活経験の中で一番自分が人間的に成長できたと感じたのが、様々な価値観の仲間と暮らすシェアハウス(共同生活)という居住体験だと気づいたためです。
当時はまだシェアハウスという言葉が浸透しておらず、物件を借りるにも近隣住民の理解を得るにも苦労したのを覚えています。
それでもなんとかインターネットや口コミでの募集でシェア生活はスタートし、仲間も増えていきました。
そして2014年1月、当時シェアハウス5棟を運営するようになり独立し、合同会社シェアライフ富山を設立。
以降、現在に至るまで数多くのシェアハウスをプロデュースし管理運営してまいりました。
また2018年からは民泊管理業の資格を取得、旅人たちの交流の場「ゲストハウス縁〜えにし〜」(現在は1棟貸切に形態転換)や、元売薬さんの住んでいた古民家宿「売薬宿屋山キ」他複数の民泊運営をスタート。
日々多数のシェアハウス運営相談や民泊の開業相談、空き家活用相談を受けるようになり、不動産仲介、リフォーム、空き家活用コンサルティング等幅広くお家周りのお手伝いをさせていただいております。
代表自らはシェアハウスでの生活体験から、本当にたくさんの出会いと経験、学びに恵まれたと思っています。
今我々が提供しているのは「住居」という空間ですが、それは新しい「家族」の形であり繋がりであり、出会いと気づきの提供です。
『知識と経験、体験を共有すること』でお互いの世界観や可能性がぐっと広がります。
私たちが作る家はただの「箱」であり、暮らしを作っているのはその場で生活する「人」なのです。
2009年当時1棟目のシェアハウスを立ち上げてから10年以上が経ち、あの頃のシェアメイトたちは今、結婚してそれぞれの家庭を持ち、子供ができ、その子供たちも同年代だったりして、今では良い子育て仲間です。
あの頃生活を共にした仲間だからこそ相談し合えることもあります。
シェアハウスの生活は永遠ではありません。だからこそ、ここでの出会いが一生ものになるような、そんな居場所づくりを心がけていきたいのです。
今や新しいライフスタイルとして浸透しつつあるシェアハウスを全国に広め、シェアメイト達には共同生活を通じて「出会いのおもしろさ」、「人とふれあう大切さ」「集団の中での自分を考える」体験をしてもらいたいと思います。
そのため、当シェアハウスは単に家をシェアする、というよりは知識や経験、人生観など「暮らし (life) を共有する (share)」ことを目指し、「シェアライフ (Sharelife)」と名づけています。