10月28日にグランドオープンとなる「SCOP TOYAMA」。富山県創業支援センターと創業・移住促進住宅を兼ね備える複合型の施設となります。
シェアライフ富山では、このSCOP TOYAMAの創業・移住促進住宅の運営部分を担当しています。
グランドオープンが迫るこのタイミングで、すでに先行して利用が開始されている居住棟のコンセプトを説明いたします!
SCOP TOYAMAって?
SCOP TOYAMAは全国でも先駆的な職住一体の施設で、起業家や移住者を呼び込む「ヒト・モノ・コト」が交流する拠点です。施設名称も高校生とのワークショップを通して考案されました。名前は「Startup Connect Project」から由来しており、一貫したストーリーを大事にしています。
建物としては3棟存在しています。創業支援センターを真ん中に、その両隣にはそれぞれで異なる特徴をもつ創業・移住促進住宅が配置されています。様々な目的を持った人が集まり、それぞれのライフスタイルに合わせてSCOP TOYAMAを利用し、交流することで、新しい「富山で暮らし働く価値」を生み出します。
創業支援棟には、シェアオフィスやコワーキングスペース、チャレンジショップなどが備えられています。創業相談の受付や各種セミナーの開催などを通して、富山で働くことを選んだ全ての人が安心して一歩を踏み出せるサービスを提供します。
住居棟とは?
住宅は、西棟と東棟の2棟合計で、「シェアハウス32室、アパートメント28室」を備えるシェア住宅となっています。
西棟は「クリエイティブで刺激飛び交う “チャレンジャー共創型住居”」、東棟は「多様な人が共に暮らし、コミュニティを育むコレクティブハウス」というテーマの元に、運営がなされています。
西棟について教えて?
全国的にも非常に珍しい“チャレンジャー型”のシェアハウス &アパートメントです。
富山を拠点に、自由な働き方を楽しみたい人たちに特化した居住棟。多様な立場の人たちの価値観が共存することで生まれる、クリエイティブな発想と新しい価値観。刺激的な仲間たちとの出会いが仕事のアイデアや発掘をつないでいきます。
ここでの過ごし方としては、個室で自分の時間や空間を確保し、共用部ではシェアメイトと過ごしたいように過ごせる。そんな空間作りを目指して、それぞれのスペースに対して目的を設けて、過ごす場所を選ぶ楽しみと住人同士のコミュニケーションを設計しています。
個室やワークスペースでちょっとした仕事を行い、気分転換にホビースペースでくつろぎながら読書をしたり、他の入居者とボードゲームで交流をする。外がポカポカとした陽気な天気であれば、ウッドテラスでコーヒーを飲みながら資料を読み込む。
そんなライフスタイル・ワークスタイルも西棟でなら実現が可能です。
また西棟入居者の方の特典として、創業支援棟のコワーキングスペースが希望者は無料で使用可能となっています。ちょっとした作業であれば自室で、ちょっと仕事に関する相談事や人がいるスペースで仕事をしたい場合はコワーキングスペースを使用するという使い分けもできます。
この西棟に想定される入居者は大きく4つのパターンを想定しております。
1つ目は、「富山発」という挑戦心に溢れた起業家・事業家の方々です。すでに富山県が開催しているスタートアップ事業に参加されている方や、選出されている方も入居されています。また県内の大学に在学しながらも、自身も起業家として会社を立ち上げて事業を展開されている若手起業家の方など、挑戦心に溢れた方が入居されています。
続いて、富山県内企業で働く若手の方々です。特に、自社の中では力を持て余していて新たに挑戦をしてみたい方や新規事業の担当になった方などです。最初にあげた挑戦心溢れる入居者の方々との交流を通して、新たなチャレンジや事業に対してのコメントをしあうなどの交流が生まれることを期待しています。
3つ目に、多拠点で生活をしているようなフリーランスや事業者の方々。移住促進の住宅であるという点からも、全国各地から色々なアイディアを持った方に入居してほしいという考えがあります。ある種SCOP TOYAMAを1つの拠点としつつ、全国を飛び回って得てきたものを、居住者同士で共有し合い、挑戦の幅を広げてくれるようなことが起きるのではないかと、ワクワクしています。
そして最後に、上記の3つに挑戦したくても、まだ実践できていない富山県内の若い方々。これまでは上記のような方々と触れる機会というのは、とても限定的な機会でしか存在しませんでした。しかし住居という場においては、食事や遊び、日常の自然な交流の中で、彼らの思考や情熱、アイデアに触れる機会を通じて、「私も挑戦してみよう!」「こんなアイデアやってみたい!」というような可能性が出てくるだろうと我々は考えています。
上記のような4つのパターンを現状では想定していますが、もちろん上記に当てはまらない我々運営の範疇を超えたような方の入居も待ち望んでいます。
それでは次回は東棟のコンセプトについて説明させていただきます。
<執筆者>
SCOP TOYAMAスタッフ 澤永 遼